当科では呼吸器の外科治療を中心とした治療を行っております。特に、近年増加が著しい肺がんについて重点的に診療を行っています。
2014年に日本においてがんで死亡した人は368,103人(男性218,397人、女性149,706人)。 その中で、肺がんでの死亡は最も多く7万人を超えており、男性
52,505人で第1位、女性20,891人で第2位です。(資料:国立がん研究センターがん対策情報センター2014年度)
現在、肺がんの治療は手術、全身化学療法(抗がん剤)、および放射線療法が三本柱ですが、当院では、それぞれの特徴を活かした集学的治療を行っております。(放射線治療は関連施設に依頼しています)
科学的根拠に基づき、患者さんごとに、病気の進行具合、体の状態を考慮し、最適の医療(個別化医療)を提案し、がんの根治を目指します。例えば早期の肺がんの場合、完全内視鏡(胸腔鏡)下手術を行うことで、体への負担を少なくし、局所進行肺がんの場合、気管支形成等の技術を駆使して肺機能の温存に努めています。
これにより、がんの根治を目指すとともに、QOL(クオリティー オブ ライフ:生活の質)の維持に努めていきます。また、現在肺がんに対する研究が進み新規治療法が開発されています。手術の適応にならなかった患者さんに対しても、がん細胞の種類やその遺伝子解析等を行うことで最適な抗がん剤治療を提案させてもらいます。
当院では肺癌登録合同委員会(詳細はこちら:https://haigan-touroku.jp/)の全国肺癌登録業務に協力しています。2010年以降当院で肺癌の手術を行った患者様の臨床情報を前記委員会に提供しております。この情報提供により患者様の個人情報が他に漏出するとはありませんが、情報提供を拒否される患者様につきましては情報提供を行いませんのでお知らせください。
診療科目 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 呼吸器外科 | 下川 | 下川(再診予約のみ) | 下川 | 下川(※紹介の新患のみ) |
産業医科大学 平成12年卒
医学博士、日本外科学会指導医、日本外科学会専門医、日本呼吸器外科学会専門医、
産業医
日本外科学会、日本胸部外科学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、
日本臨床腫瘍学会
産業医科大学卒
医学博士、日本外科学会指導医・専門医、日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医・評議員、日本呼吸器学会呼吸器
専門医、日本がん治療認定機構・暫定教育医、日本胸部外科学会九州地方会 評議員、
ICD(インフェクション コントロール ドクター)認定、産業医
日本外科学会、日本胸部外科学会、日本臨床外科学会、日本呼吸器外科学会、
日本肺癌学会、日本癌学会、日本癌治療学会 等
産業医科大学卒
日本外科学会指導医、日本外科学会専門医、日本外科学会認定医、日本胸部外科学会認定医、
日本呼吸器外科学会専門医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本呼吸器外科学会評議員、
日本肺癌学会 九州支部 評議員、日本胸部外科学会 九州支部 評議員、医学博士、産業医、
兵庫医科大学 先端医学研究所 細胞・遺伝子治療部門 非常勤講師
日本呼吸器外科学会、日本胸部外科学会、日本肺癌学会、日本癌学会、日本外科学会、日本臨床外科学会、
日本内視鏡外科学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、
日本バイオセラピィ学会、日本緩和医療学会、日本免疫治療学会